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October 25, 2005

アレックス・シアラー 「チョコレート・アンダーグラウンド」

 選挙で勝利を収めた健全健康党が、チョコレート禁止法をはじめ、あらゆる甘いものを禁止とする法律を執行した。
 まぁ、なんということを。な状況のなかで奮闘する少年たちを中心に描いた作品。
 政治に関心が薄く、選挙のときも投票をしたりしなかったり。まあなんとかなるでしょうと多くの人々が思っているうちに、とんでもない政党が主権を握ってしまったわけなのである。原作では子ども向け作品として書かれているのだろうが、政治への無関心さをシニカルに描いているところなんかはまさに大人へのメッセージ。
 チョコレート色の装丁や活字がかわいい。

 

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October 12, 2005

桐野夏生 「アイム ソーリー、ママ」

 I'm sorryって謝ってもらっても許してる場合じゃないでしょう、って感じの悪人、人でなしが主人公。
 作者はなんかこうやーな感じの登場人物を描くのがうまいなぁ。嫌だけど、世の中にはこんな人、こんな状況が実際にどこかにいたりあったりするんだろうな、という寒気のする現実感。

アイムソーリー、ママ

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大道珠貴 「素敵」

 「純白」
 「素敵」
 「1泊」
 「走る」
 「カバくん」の5作を収録。

 なんというか、夫婦の、親との、友人もしくは恋人との、なんということのない状況を描いているのだ。普通の、こんな感じってあるな、あるんだろうな、というような。だから淡々としている。そんなところが作者のよいところなのかな。

素敵

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釣巻礼公 「ラッシュアワー」

 通勤電車に乗り合わせている男女4人のそれぞれを描くミステリ。というかサスペンス。それでいてストーリーは4人の接点に向かい少しづつ進んでいく。

 登場人物はそれぞれの状況を抱えどろどろした精神状態になっていたりするのだが、ラストの舞台のエピローグのようなまとまり感にほっとした。

ラッシュアワー

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