September 15, 2004

森絵都 「永遠の出口」

 ヤングアダルト層にはおなじみかつ人気の作家。
 「永遠」という言葉にこだわる主人公紀子の小学3年から高校3年の終わりまでが描かれている。エピローグでは、大人になった本人が近況を語る。

 学生生活の中では、今も昔も変わらずいろいろあるもので。女の子は特に「グループ」とか。職場や、幼い子を連れて行く公園でも、PTAでも・・・時や場所を変えてもずっと続いていくんだよね。わたしは開き直り離脱しているのでとても楽だけど、その分孤独感は強い。でもそれもやむを得ない。一生うまく立ちまわっていく人もいるんだろうけど。

 いじめあり、非行への一歩あり、恋あり、な日々を過ごしていく。読んでいてユーモアのセンスを感じさせる文章により、重過ぎず軽過ぎずの作品に仕上がっており好感が持てた。

永遠の出口

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