May 12, 2005

本多孝好 「FINE DAYS」

「Fine days」
「イエスタデイズ」
「眠りのための暖かな場所」
「シェード」の4作を収録。

 ソフトなオカルトっぽかったり、ファンタジーSFっぽかったりの恋愛小説。
 どうもミステリ作家らしいぞ、という作家についての認識はもうすっかりなくなった。ジャンル不問、いいものはいい、ということで。

オンライン書店ビーケーワン:Fine days

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January 19, 2005

本多孝好 「MISSING」

 「眠りの海」
 「祈灯」
 「蝉の証」
 「瑠璃」
 「彼の棲む場所」の5作を収録する短篇集。

 5つの作品に一貫して見られるのは「死」である。生きること、生きていることやそのわけを作者流の哲学で解き明かす手段として、「死」が不可欠なものであったのだろう。
 そして、せつなさ、論理性。
 なにかを求め探している年代のツボを抑えて放さない作品を書くのがうまい作家だなぁと思う。

 登場人物の動作や心情を丁寧に描こうとするがゆえの表現に、ところどころまどろっこしい印象を受けたのは気のせいだろうか。おそらく作者は、「ここに線を書いてください」と紙を差し出せば、定規を用いて線を引く人なんではないかなと勝手に想像。

MISSING(双葉文庫)
本多孝好著

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December 10, 2004

本多孝好 「MOMENT」

 病院で清掃のバイトをしている大学生・神田。その病院には、不思議な言い伝えがあった。・・・

 今最も注目されている作家、のようなコピーで、本多さんのインタビュー記事や広告を見かける今日このごろ。
 生きることを模索し廃れていない感性を持つ主人公。そんな設定が若い人にも受け入れられやすい理由の一つだろう。そして、ストーリー性。
 そんなに緻密なトリックがあるわけではないので軽いミステリといった部類だろうか。
 しばらくは図書館で新作を手にすることは難しいだろうけど、いろいろ作品を読んでみたい作家だ。

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