January 28, 2005

渡辺 球 「象の棲む街」

 2003年第15回日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞受賞作品。ファンタジーなのだが、ヒーローや魔法使いの類がつづられる作品ではない。
 作者の著作はまだこの1冊のみのようで、現時点では兼業作家さんである模様。

 時代は近未来。街は荒廃し、人々は飢餓状態。
 そこで食さざるを得ないものの気色悪さは、案外リアルだ。
 各章は、登場人物がどこかで関わりをもちスライドしていく。
 設定描写が読む側を置き去りにせず(特にファンタジー初心者のわたし)着実に描かれていくところがよい。

象の棲む街
渡辺球著

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